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ベータカロテン

このページでは、目に良い作用をもたらすとされている「ベータカロテン」について紹介します。どのような成分なのか、そして効率的に摂取するにはどうしたら良いのかといったことについてまとめました。

ベータカロテンとは

植物や動物に含まれている色素成分を「カロテノイド」と呼びますが、約600もの種類があるといわれています。その中の一つが「ベータカロテン」。にんじんやモロヘイヤ、ほうれん草などに多く含まれています。
ベータカロテンを摂取すると、ビタミンAに変換されて作用する点が大きな特徴。抗酸化作用や皮膚・粘膜などの健康維持や細胞の増殖・分化に関わるなど、さまざまな作用があることが知られている成分です。

ベータカロテンの
目の疲れに対する効果

目の角膜を正常に保つ効果

ベータカロテンは、目の角膜を正常に保ってくれる働きがあるとされています。これは、ビタミンAの働きと同様、目はもちろん、皮膚や鼻、喉、肺、消化器といった粘膜の新陳代謝を促進させることで健康に保ってくれるため。
さらに、ビタミンAには強い抗酸化作用があり、酸化の影響による体への影響を抑える働きがあるといわれています。このことから、体内でビタミンAに変換されるベータカロテンを摂取することは、目の角膜にも良い影響を与えるといえるでしょう。

ドライアイの症状を軽減

さらに、ベータカロテンはドライアイの症状を軽減するともいわれています。ビタミンAは、角膜上皮細胞の分化や増殖を促進させる働きがあることがわかっており、損傷してしまった角膜の修復やムチンの産生を促進することでドライアイにも有効であるとされています。
そのため、パソコン作業が増えたり、スマートフォンを見ることが増えてドライアイに悩まされている方は、積極的にベータカロテンを含む食品を摂取してみると良いのではないでしょうか。

夜間の視力の維持

ビタミンAは、夜間の視力の維持を助けてくれる栄養素としても知られています。逆に、ビタミンAが不足してしまうと、夜盲症などの症状が現れてきます。これは、ビタミンAはロドプシン(視紅)の構成成分であるため。ビタミンA欠乏状態になると、ロドプシンを生成できない状態になってしまい、暗さに対する目の調整作用である「暗順応」が不十分になることで暗いところで見えにくくなります。このことから、ビタミンAは視覚にとっても重要な成分であるといえます(※ベータカロテンは、ビタミンAの前駆体です)。

ベータカロテンの摂取方法

食事での摂取

ベータカロテンは、野菜や果物に多く含まれており、普段の食事から摂取することができます。例えばにんじんやほうれん草、ケール、かぼちゃなど、手軽に手に入れられる野菜が挙げられます。より多くベータカロテンを摂取するためにも、ほうれん草とにんじんなど含有量が多い野菜同士を組み合わせた献立を考えてみるのも良いでしょう。
また、みかんやすいかなどの果物にも多いため、普段の食事に果物をプラスする習慣をつけることがおすすめです。

サプリメントでの摂取 

また、ベータカロテンを摂取するためのサプリメントも多く販売されています。日々の食事で十分な量を摂取できない、野菜不足を感じているといった場合には、このようなサプリメントを取り入れるのも良い方法といえるでしょう。食事にも気を配りつつ、足りない分はサプリメントでうまく補うという使い方もおすすめです。

栄養素を効率よく取り入れる方法

食べ方を工夫する

ベータカロテンを効率的に摂取したい場合は、油を使った調理方法がおすすめ。これは、ベータカロテンが脂溶性であることから、油炒めや揚げ物など、油を使った料理にすると吸収力が良くなるため。さらに、生のままだとかさが多くあまり量が食べられませんが、油で炒めるとしんなりとしてたくさん食べられます。
また、調理の油を抑えたい場合には、脂質の多い食べ物と一緒に摂取すると良いでしょう。例えば卵の黄身などが挙げられます。身近な食べ物と組み合わせることにより、効率的に摂取できるようになります。

ミックスジュースで摂取する

ベータカロテンは生野菜よりもミックスジュースにした方が効率的という研究結果も発表されています。研究では、5900 µgのベータカロテンを含む生にんじんおよび、5700 µg のベータカロテンを含む野菜・果実ミックスジュースを健常な成人男女12名が摂取し、摂取前と摂取後の血中ベータカロテン濃度を測定したもの。その結果として、野菜・果実ミックスジュースを摂取した場合の方が血中ベータカロテン濃度が優位に増加しています。
報告では「野菜や果実などの植物には強固な細胞壁があり、栄養の吸収を阻害しています。そのため、栄養を吸収するためにはこの細胞壁を壊すことが重要です。細胞壁は加熱や破砕など加工することで壊れます。(※)」という理由から、粉砕した野菜加工品を使用しているミックスジュースを飲む方が効率よくベータカロテンを摂取できると結論づけています。

目の筋肉疲労に挑む!
抗酸化力の高い栄養素は?
       

デスクワークで生じる目の疲れのほとんどは、目の使い過ぎによる目の調節機能を司る筋肉(毛様体筋)の疲労が原因です。
筋肉疲労の原因物質といえる活性酸素の増加に対抗するためには、抗酸化成分が有効といえます。ある研究データによると、抗酸化作用が特に高い栄養素はこのようになりました。

〜各栄養成分の抗酸化力〜
           

※ビタミンCの活性酸素(一重項酸素)除去能を1とした場合の各成分の消去力を比較しています。

グラフ

Nishida, Y., et al.:Quenching activities of common hydrophilic and lipophilic antioxidants against singlet oxygen using chemiluminescence detection system, Carot. Sci., 11, 16, 2007 より参照

網膜にも届く
高い抗酸化成分
アスタキサンチンのイメージ
アスタキサンチンのチカラ
                   

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